もう人間じゃない 今までみんなは 黙ってくれてたけれど でもその双眼が それを物語っていた それは侮蔑の眼差し 憐憫を含む眼差し 心の奥底までえぐる そして切り裂く 人間じゃないから 天国にも行けない 地獄にすら行けない 還る場所がない どこを探してもない 荒れ野の果てで生まれ そして朽ち果て 雨ざらしにされて 省みられないまま 人間になりたくて 自分は人間だと 心のどこかで信じてた だから今まで ずっと耐えてきたのに 人間じゃない 人間になれないと知って 存在意義を見失う自分 いらない自分