陽光の中踊れ


再び踊り始めた 小さな操り人形

それを操るのは 二重螺旋の糸で

踊り狂った末に 潰れる定めだと

分かり切ってた だから止まった

でも動かずには いられなかった

そうなんだよね 私には分かるよ

暗い部屋の中で 佇んでたかった

それは私も同じ それは君も同じ

沢山の共通点を 独り言に見つけ

そして二人呟く 誰が為に呟くか

踊りたくないよ 動きたくないよ

もう嫌なんだよ この日常の全て

もう駄目かもね 涙も流せぬ自分

独り言を聞いた 偽善者の微笑み

私達をみかねた 偽善者のお節介

陽光の中踊ろう 手を差し伸べる

優越感に満ちた 偽善者の態度が

偽善者の脳天に 鉈を振り下させ

CPUの壊れる 軽快な金属音が

暗い密室の中に 響きわたったよ

でもそれも無駄 分かり切ってた

もう止まらない 無理に踊らされ

壊れるだけかも 壊れる運命かも

だから君と踊る せめて君と踊る

ずっと君と踊る もう止まらない