そうなんだ


掴みかけた温もりは
するりと指の間から
流れ出して行くんだ

いつだってそうなんだ

ほんの一時の安らぎ
そして永久の別れを
もたらし消えていく

いつまでもそうなんだ

そして残る思い出は
ほんの少し暖かくて
時折鋭く切なく痛む

これからもそうなんだ