虚城


血塗られた城の中で 血塗れの躯横たえ
僕はどうしてここに いるのだろうか

生まれてこなけりゃ 何も見ないで
何も知らずに いられたろうに


冷たい躯を 死にゆく心を
支えるものは 後悔だけ

止まらない涙が 止まらない鼓動が
それだけが生きてる 証明


頑張ったけど いっぱいいっぱい
いっぱいいっぱい 立っていられない

一切合切 いっぱいいっぱい
居場所もなければ 帰る場所もない


生きてるだけで いっぱいいっぱい
いっぱいいっぱい 息すらできない

一切合切 いっぱいいっぱい
ただただ一人で 溺れて藻掻いて


もし一つ ただ一つ
望みが 願いが 叶うのならば

嗚呼せめて 一条の
光を僕に下さい ほんの少しだけでも
光を僕に下さい 生きている意味を