ゆでたまご


小さなたまごの たくさん入った籠

籠を抱えて 朝の街を歩いている君の姿


茹でたばっかりの ゆでたまご達が

冷たい灰色の街角で 湯気をたててるね


僕は今日も ゆでたまごを買うんだ

街を歩きながら 塩もつけずにほおばる


なんてことない日常 一つのピース

それも幸せの ちょっとした欠片の一つ


僕は明日も ゆでたまごを買うんだ

僕は明後日も ゆでたまごを食べるんだ