果てる世界　私は絶望の淵に立たされる 蜘蛛の糸にすがる　切れると分かっていても 沢山の　苦い記憶と　酸い経験と　甘い感傷と それら全部を抱えたまま　時の流れに呑み込まれ そして…　沈んでいく　少しずつ沈んで行く 私　大人じゃないから　まだ大人じゃないから 全てを受け入れられるほど　大人じゃないから 少しでも抗いたいから　少しでも闘いたいから せめて自分の手で　運命のサイコロを振りたいから 私　もう後悔したくないから　諦めたくないから 意識集合体の見た夢　短くて　そして長い夢 時の流れが　彼らの思念が　私の中へと逆流する 全てを封じ込め　私の胸に封じ込めて そのままそれを抱きかかえて　ただ眠りたい 甘美な睡眠に　ただその身を　全身を任せたい …どこ？　ここは…　ココハ　ドコ？ ワタシ　ドコデ　ナニヲシテルノ？ アイシテ　ニクシンデ　カナシンデ　ヨロコンデ ココデ　ゼンブ　ゼンブ　ココデ セカイガ　キエユク　フェードアウトシテイク イヤダヨ　イヤダモン　ソンナノガマンデキナイ ワタシヲ　オイテイカナイデ　ズット　ココニイテ アナタガイナキャイヤ　ズットズットココニイテ ミンナガイナキャイヤ　ミンナガ　イナキャ… …イヤ… もう一度　またもう一度　歩き出せるのかな？ 輝く曙光に脅え　夜の暗闇に脅えて 出会いの予感に脅え　別れの予兆に脅えて 生の儀式に脅え　死の影に脅えて 何かを得る事に脅え　何かを失う事に脅えて それでも…　どんどんと時は流れる 全てを失う訳じゃないから　みんないるから どこかにいるから　世界のどこかに生きてるから ０と１の塊じゃない　現実世界にいるから あの二人は　私の記憶の中で　生き続けるから ≪以下、作者の意向により割愛≫