翼があれば


あの頃を思い出しながら
もう一度宙を歩いてみよう
空気を踏みしめてみよう  ここには…もう来ちゃいけないんだ
              どうして?私…こんなにあなたの
水の階段を上り詰めた先  …その先の言葉は…言わないでくれ
寂しげに笑う朱色のピエロ
あの頃と変わってないね  ホントにさよなら…しなきゃダメ?
              最後の言葉…言わせるつもりか…
わたしはずっと待ってた  やだよ!ずっとずっとここにいて!
あなたはずっと来なかった
それでもわたし待ってた  これ以上は無理だよ…分かってくれ
              そんなの分かるわけないじゃん!
どれだけ宙を歩いたって  これ以上…背くわけにはいかない…
あなたの所までは行けない
翼があれば…翼があれば